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2012年5月13日 (日)

30年経ったから分かること。

今月、来月と学生時代の友人・恩師と会う機会が続きます。今月は高校の音楽部(=合唱部)のOG会総会・と歌う会(注:私は女子校出身です!)と高校のクラス会(2・3年持ち上がりでした)。来月は中学校の学年同窓会。

当然のことながら、全員同い年集団なので、「細かい文字が読みにくくなった」とか「ちょっとしたけがが治りにくくなった」「何気ない動きでうっかり肉離れになった」「子どもの受験が重なっていて大変」「実は病気で入院していて、今は元気になった」「親の介護のために仕事を変えた」など、50歳ならではの話題になる。そう言いつつも、身の回りの変化をユーモアたっぷりに笑い飛ばしたり、がんばっている友達を励ましたりしあえる。高校を卒業して30年以上経って、それぞれ違う生活を送ってきた今、改めて会って、安心して話ができる、お互いを受け止め会える、すてきな人たちに囲まれていたのだなあ、と実感。

音楽部のOG会のメインは、懐かしい恩師(音楽科の先生方)の指揮で、10曲以上を歌う後半の「歌う会」。上は80歳代からこの春高校を出たばかりの10代までがそろうOG会。自分にとって初見の曲あり、昔コンクールのために歌い込んだ曲あり、先輩方が大切に歌ってきた曲あり、代々歌い継がれている曲あり。誰かに聞いてもらうため、ではなく、ただひたすら自分が歌いたいから歌う、一緒に歌ってくれる仲間がいるから安心して歌える、贅沢な時間。アルトが柔らかく響きのある、しかも声量豊かに歌ってくれるので、深い響きに包み込まれる感覚。私は主にメゾソプラノパートで、ハーモニーのおもしろさを満喫しました。

クラス会は、80歳代の恩師のユーモアあふれるひょうひょうとした力の抜け方が大好きで、みんな恩師に会いたくて集まってきます。部活仲間ともまた違った個性あふれるすてきな友達ばかり。大学生の息子と二人でレディーガガのコンサートに行って来た人、フラワーアレンジメントを近くの幼稚園のバザーに出している人、今もバレーボールを続けている人、浦和レッズの試合に足繁く通っている人、合唱の演奏会に向けて合宿に行っている人などなど。会うたびに、新たな刺激を与えてくれる人ばかりです。

会えば「みんな、高校生の時と変わっていないね~!」と当人たちは思っています。アルバムを見ながら「きゃー、本当に変わっていないね~!」などど、言っています。よく考えてみると当然変わっているわけで、世間的にも十分おばさんなのですが。「変わっていない」といいながらも、それぞれが今の時代をしっかり歩いている。だから、みんな輝いている。また会いたいと思える。今だから、良い意味でお互いに肩の力が抜けて、お互いをそのまま受け止められる気持ちになっているような気がしています。

仕事仲間もすてきだけれど、学生時代の友達関係から、また新たな何かがはじまる。今だから分かる友達の大切さ。

2012年5月 4日 (金)

力わざ!アートな一日。

「今日一日で4つの美術展を回る!」と意を決して六本木へ。そんな私のアートな一日。

1.「毛利家の至宝」(~5/27) サントリー美術館

 「三本の矢」の由来となった、毛利元就の書状、秀吉が最晩年に「息子を頼む!」と書いた書状、雪舟の長~い水墨画、茶道具など、もっと時間があればゆっくり見たかった。思ったより見応えあり。30分で回ろうとしたのが間違いだった。

2.「国展」(~5/14) 国立新美術館

 時間の関係で、写真と工芸のみ見学。写真は前衛的な作品が多いのが国展の特徴。毎回新鮮な驚きがある。工芸は昨年よりも織り・染めの作品が多く展示されていておもしろかった。

3.エルミタージュ美術展(~7/16) 国立新美術館

 外のチケット売り場の大行列が雨の中一向に減らないを見て、くじけて帰りかけた。美術館を出て、千代田線乃木坂駅へ向かうと、そちらのチケット売り場の行列は明らかに短い!これなら我慢して並べるぞ、と思い直して、無事初志貫徹!「セザンヌ展」と併せてチケットを入手しました。幅広い年代の作品が展示されていたので、美術史の主な流れを本物に触れながら一気に見た感じ。エカテリーナ2世の収集から始まったというこの美術品の数々。ロシアの歴史の荒波の中でこの美術品の数々が守られ、今日本で見られることに感謝、感謝。

4.「セザンヌ展」(~6/11) 国立新美術館

 エルミタージュで美術史の流れを復習(?)したあと、セザンヌの作品群を見ると、「セザンヌ=静物画、リンゴ」だけではないことに驚く。セザンヌ展全体を見終わるときには「セザンヌのリンゴ」は大きな意味を持っているのだが、そこに行きつくまでセザンヌが葛藤したりあれこれ果敢にチャレンジしたりしている姿が作品から伝わってくる。あちこちの美術館から作品をかき集めて「あ、セザンヌってこういう人だったのか」と思わせてくれる美術展。アトリエの再現もおもしろい。 

分野は多岐にわたっていましたが、いずれもアートもパワーであふれていました。それの触れただけでも大満足の一日でした。

 

HOMEからの旅立ち

この仕事をしていて7回目の離任式(うち、1回は他の出張のため欠席)。そのたびに、異動して1ヶ月しか経っていないのに子どもたちがぐんと成長していることに驚く。学年が上がるということで心もからだもお兄さん、お姉さんになるのか。毎日会っていると子どもたちの成長に気づかないけれど、彼ら・彼女らは、大人が想像する以上のスピードでぐんぐん成長しているということか。まるで、竹の子のようだ、と思う。・・・前任校は体育館近くにちょっとした竹林があって、昨日そこのタケノコがものすごい勢いで芽を出していたので、特にそう思ったのかも。

子どもたちはとても温かい。教師は、子どもたちに教えているはずだが、実は子どもたちから教わることの方が多いのではないか、と思うほど、いつも子どもたちには教えられる。この子どもたちに育ててもらった2年間。小学生の可能性と素直さ、たくましさを毎日まぶしいほど教えてもらったような気がする。たくさんの「ありがとう」とたくさんの「がんばって!」を子どもたちに伝えたい。ありがとう、がんばって!

この学校の離任式で毎回歌われる「離任式の歌」の歌詞が、ストレート。小学生ならではの歌で、初めて聞いたときはびっくりしました。「これは、先生たち泣いてしまうなあ。」と思ったものです。

「いっしょに笑ってくれた いっしょに泣いてくれた ぼくのことをいつでも支えてくれた先生」「本気でしかってくれた 本気で抱きしめてくれた ぼくのことをいつでも分かってくれた先生」「さよならなんていやだよ お別れなんかしないよ これからもずっと先生は ぼくの先生だよ」「お世話になったお礼に 心を込めて歌います ありがとう僕の先生 元気でいて下さい」

離任式は子どもたちとのお別れの式、というよりも、本当は、異動した自分がHOMEからの精神的な旅立ちをする式なのではないかと思う。もう後ろを振り向いている時期ではない、今の場所に根を張って目の前の子どもたちと向かい合う覚悟をする式。HOMEの子どもたちの励ましを背中で感じながら、前へ一歩進む時。

2012年4月29日 (日)

丁寧な日常、いいなあ・・・。

あたり前のことを少しゆったりとするだけで、心もからだも楽になるものなのだ、と昨日今日で再確認。少し長めに睡眠をとる、少しまともな食事をする、少し部屋を片づける、少しゆっくり新聞を読む、少しゆっくり雑貨屋さんで買い物をする。今日は、月に1回3人でやっているミーティングを、お昼に中華料理を食べながらやりました。ありそうでなかったこと。結構新鮮な感じ。

物理的な時間、たとえば30分あったとしても、あわただしいときは、その30分は疲れ切って動けなくて、結局小さな作業は積み残されたまま。手際よくやれば15分・30分で終わることも、それがどんどん積み残されたままだと、それだけで「・・・さらにやる気なし」という気分になる。淡々と「丁寧な日常」を過ごしている方々、心から尊敬します。もちろん、余裕たっぷりの日常を送っておられる方ばかりではないのは存じ上げております。自分にないからあこがれる。そんな生活ができたらいいな、と思うから、ついそういう雑誌や本に目がいく。

今に感謝しつつ、もう少しこの乱雑な部屋をすっきりさせて連休を終わりにしたいなあ。でもせっかくだから出かけたいところもあるし。仕事も気になるし・・・。果たして、1週間後、私の部屋はどれくらい片づいているのでしょうか・・・?

2012年4月28日 (土)

やっと、ちょっと、休み・・・?

世に言う「ゴールデンウイーク」突入!この一ヶ月は知らず知らずのうちに気が張っていたので、長かったような、短かったような。仕事も一年間の中でもっとも忙しい時期。とにかく毎日仕事の山を切り崩すことで終わってしまいました。まだ「山」はだいぶ残っていますが、ここで一息ついて、気持ちを切り替えたいところ。

職場が変わって、今まで気づかなかった自分の隠れた本音(?)にとまどっています。自分が無意識につくっていた「枠」だったり、妙なプライドだったり、他人との距離の取り方だったり、経験や大好きなものから離れられないもろさだったり。そういう中途半端な何かが、知らず知らず垢のように心の中にたまっていて、状況の変化がきっかけで、「え、私って・・・。」と思う瞬間があります。

仕事でもそれ以外でも、限られた時間と体力、能力の中で、優先順位をつけて、今やるべきことか、今やらないでおく方がよいのか、小さな決断に迫られます。この一ヶ月はとにかく仕事最優先でした。そういう時期ですから、割り切ってそうしてきました。そろそろ、持続可能な生活のリズムに切り替えていきたいところです。その前に、連休で少しリフレッシュ!

2012年4月22日 (日)

周りの人が引き寄せられる人

先週「ああ、こんな人になりたいなあ」と思わせる人に出会いました。私の前任のS先生(男性、同世代)です。厳密に言うと、お会いするのは今回が2回目。前回お会いしたときは、今以上に私に余裕がない状態で、引き継ぎ事項を確認するので精一杯でした。そのときも、気さくで物腰のやわらかい、それでいて教育への熱い情熱と信念のある方だなあ、と思っていました。今回は、離任式で来られたついでに、各種実務の引き継ぎ(書類関係、HP更新に関わること、情報交換等)やこれまでの苦労話や新しい学校での話などを伺う機会がありました。

この方と同じことはできない(この方は朝5時頃から学校に来てしまう方でしたから)。けれども、この方の魅力の一端でも真似できないかなあ、と「良いなあ」と思ったところを書き出してみることにしました。

・笑顔があたたかい ・他人の話に丁寧に耳を傾ける ・ユーモアがある ・話が簡潔で、具体的なエピソードや示唆がある ・自分からあらゆる人たちに声をかける ・フットワークが軽い、即行動 ・自分の考えを持っているが、それを他人に押しつけない ・謙虚で、周りへの感謝を具体的にことばにしている ・どんなにしんどいこともユーモアを交えて前向きに対処し、ねばり強く努力を積み重ねる ・ときどき本音や弱音を雑談の中にちりばめる(妙に我慢しすぎない、強がらない) ・専門性があるが、ひけらかさない ・鋭い観察力でものごとを分析し、より良くしていく方法をみつけ、すぐに行動に移す ・先輩たちの良い実践に敬意をはらって積極的に真似をする ・とにかく仕事が速い! ・先々まで読んで、見通しを持って、先手を打つ ・良い意味で周りを巻き込んで、前へ進む道筋をつくる ・物事が動くのを待っていないで、自分から行動を起こして流れをつくる

私は、妙なところで遠慮したり迷ったりして決断や行動が遅れることがよくあります。今の校長先生もフットワークが軽く、即断・即決、仕事が速い方。先輩方の良い点を真似して、明日からがんばってみます!

2012年4月14日 (土)

今週の小さな幸せ

4月からの新生活2週間目終了。とても温かい職場の皆さんと素直な子どもたちのおかげで、心配していたアウェイ感はあまりなく、スムーズな滑り出しです。感謝、感謝!児童数が少ない=職員数も少ない。人手が少ない=みんなでやらないと、仕事が回らない。限られた人数だからこそ、お互いにフォローし合って前へ進もうとする雰囲気の職場です。勉強になります。

さて、私の今週の小さな幸せ。

1.苦手な早起きが少しでも楽しくなるよう、「早起きして得した気分探し」をしています。今週の「得した気分」3つ (1)晴れた朝の日の出が美しかったこと (2)朝の青空に映える桜が美しかったこと (3)今日土曜日も所用で早朝出勤だったので、24時間営業のマックのドライブスルーでツナサンドを買ったこと

2.春ならではの小さな幸せ2つ (1)入学式で満開だった桜が、その翌日から風にそよぐ見事な「桜吹雪」となって子どもたちの下校を見送ってくれたこと。ランドセル姿に黄色い安全帽の子どもたちの上に桜の花びらが舞い降りる姿は美しい!子どもたちも大喜びでした。 (2)通勤途中、それぞれの場所にある桜が満開になってくる様がうれしかったこと

正門前のソメイヨシノは、この雨で散ってしまうでしょう。学校の近くに咲いているしだれ桜や少し日陰にある八重桜は、もうしばらく心を和ませてくれるはずです。あたたかくなって、色鮮やかな花々が素直にうれしい今日この頃です。

2012年4月10日 (火)

春爛漫!入学式!

正門脇の桜が見事に咲き誇る穏やかな午後。今日は入学式。いつもは桜が散り、葉桜になっていることの方が多いのに、今年はこの日を待っていたかのような、満開の桜!ぴかぴかの1年生には、桜がよく似合います。

この春の新入生は20名弱。私にとっては初めての小規模校で、一つ一つが初めての経験です。少人数だからできる、丁寧な準備、丁寧な対応、ゆったりと一人一人のペースを大切にする雰囲気。1年生にとって本当にすてきな環境です。明日の朝から、お兄さんお姉さんたちと通学班で登校します。あさってからは給食です。すべてが大冒険。

私も、1年生と一緒に、この学校で新たな挑戦をしています。明日から5年生の社会の授業ですよ~!埼玉県は5年生で学習状況調査(4教科の学力テスト)があるので、まずは4年生の社会の復習を中心に授業をします。わくわく、どきどき!

2012年4月 8日 (日)

春!復活祭(イースター)!

桜満開の今日。教会では復活祭(イースター)の礼拝とお祝いです。私の教会では野外で礼拝したあと、パレードをして教会堂へ。模擬店でひとしきり楽しんでから、子どもたちは抽選会、その後受難劇を見る、というプログラム。桜の陽気に誘われてか、犬を連れて野外礼拝を見ている方がいらっしゃいました。

復活祭礼拝での聖歌隊の賛美曲は「ハレルヤ、キリストはよみがえられた」(原題Alleluia, Christ Is Risen)という、アメリカの曲でした。2部合唱、といってもアウトビートで二つのメロディーが絡み合う曲。もっと自由な雰囲気で歌えると曲のおもしろさが表現できたかなあ。普段の礼拝ではあまり歌わない傾向の選曲でしたが、聞いていた皆さん、いかがでしたか?私の教会では、聖歌隊のリーダーが幅広いジャンルから曲を選んでくださるおかげで、ルネッサンスから現代の曲まで歌う機会があり、おもしろく歌わせて頂いています。

受難劇は、見るたびに聖書の世界が立体的に浮かび上がってきます。キリストに従った弟子たち、世の中に疎まれる存在からキリストによって人生が変わった人たち、その様子を苦々しく見ていた当時の権力者たち、雰囲気でついて行って、急にキリストを十字架につける側に煽動された民衆たち、十字架、復活。限られた練習時間の中、今年も出演してくださった方々、スタッフの方々、指導をしてくださった方々、ありがとうございました。皆さんの熱演に元気をもらいました。

今年もこうしておだやかな復活祭を過ごすことができて、ありがとうございます。復活祭の喜びが、多くの方々にとっても喜びとなりますように。

2012年4月 7日 (土)

TBS「ブラックボード」見ました。

中学校を舞台に、3つの時代の教師の葛藤を描くドラマ、という宣伝に、3夜連続で見てしまいました。第1回の戦中戦後を舞台にしたドラマは、その当時の教師の混乱と後悔、無力感、そして未来への希望を託したい、という思いが描かれていました。第2回の1980年代校内暴力の時期の教師の葛藤は、自分の駆け出しの頃の記憶と重なる部分があり、他人事と思えない場面がありました。そして第3回の現代の中学校の重さは、ドラマとして脚色されているとはいえ、「今」の時代の断面を切り取っている場面があり、この空気の中で自分は仕事をしているのだ、と思う場面がありました。

今回このドラマは、「ワンテーマ、3夜連続」「3つの時代でありながら、登場する学校は同じ、登場人物のキーパーソンをあえて前の回と重ねることで、時代の連続性を見る側に意識させる」「主人公と対立する考え方、その時代を感じさせる葛藤を全面に出して、主人公を人間くさく悩ませる」「最後は、一応少し光を感じるような終わり方にしている」(第2回は、若干重いまま)、という、いくつか斬新な試みを感じさせる作り方でした。作り手側の「いろいろあるだろうけれど、学校、がんばれ!教員、がんばれ!学校には、(まだ)希望がある!、いや、あってほしい!!!」という、強い願望を感じました。

情熱だけではダメ。情熱がなければもっとダメ。時代の中で、学校に期待されていることは変わってきています。しかし、子ども一人一人としっかり向き合って、逃げずにその子に寄り添って、教え、さとし、導いてくれる大人がいてほしい。こういう時代だからこそ、そういう人が学校にいてほしい、という声に聞こえました。

大切な仕事をさせていただいているのだなあ、と、改めて思いました。年度初めのこの時期にこのドラマを見たことにも、何か意味があるのでしょう。新年度、謙虚な気持ちで子どもたちを迎えたいと思います。

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